カドサイラ

カドサイラは乳がんの治療薬で、2014年4月に承認されました。
この治療薬はトラスツズマブ エムタンシンとも呼ばれる、遺伝子組み換え型の治療薬となります。
HER2陽性の手術不能又は再発乳がんに対して高い効能・効果を発揮する治療薬として各方面から待望された治療薬なのです。
この治療薬が保険適用で手に入るということから期待感はかなりのものだったのです。

日本においての乳がん新規罹患患者

日本においての乳がんの新規罹患患者の数は年々増加しています。2015年から2019年までの年間の平均新規罹患患者数は6万人と推計されています。
さらに、乳がん患者の20%がHER2陽性と診断されているのです。

臨床試験の終了

2013年9月の承認取得以降の患者へのカドサイラによる治療機会の提供についても、引き続き2014年に入っても、限られた医療機関において臨床情報の取得の目的のために臨床試験が行なわれてきましたが、目標症例に達したということと、2014年4月からの発売によって日常的な治療が可能となったことから実施されていた臨床試験を終了しました。

HER2陽性乳がんの治療方法

乳がんは現在においては内服薬投与によって治療することが一般的となっています。
できることなら切除をしないという方針が貫かれているためです。
そのような中で投与する薬品は多く、さらに選択肢も多彩で段階がわかれています。

第一選択は、第一選択 タキソール(パクリタキセル)+ハーセプチン (トラスツズマブ)+パージェタ (ベルツズマブ )であり、第二選択の中にカドサイラ (T-DM1)があります。
第三選択でゼローダ (カペシタピン)+タイケルブ (ラパニチブ)となります。
カドサイラ以外の薬品の説明は省きますがそれぞれ乳がんに対して確かな効能のある薬品ばかりです。
このような薬品を多数服用することで乳がんの治療および、拡散を防いでいるのです。

副作用

カドサイラの副作用には以下のものがあげられます。
全ての人がかかるというわけではありませんが、確率としては高く、注意が必要です。
倦怠感が投与した患者の40%において発症しています。
気持ち的なものもありますので、これは時間が解決するものとされており、経過観察となります。

吐き気を催す人が約30%です。ひどいおう吐であればさらに治療ということになりますが、割合が多いだけで特に深刻になる必要はありません。
他には食欲低下、筋肉痛がそれぞれ1割程度となっていますが、症状が軽い場合は経過観察ということになります。

また、気になる脱毛は1%から5%です。
比較的少ない確率ですが、他の治療薬とも服用しますので脱毛の覚悟はしておかなくてはいけません。

服用後の採血でしかわからないことですが、血小板減少や肝障害がそれぞれ30%あります。
自覚症状がないので、この点は注意が必要となりますが深刻になるほどのことではなく治療が終わればこれらも改善されます。

全体的に見て、他の治療薬と比較しても副作用の少ない治療薬といえますし、これから使用頻度はますます高くなることが予想されます。