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カルムスチン

腫瘍にも様々な種類があるのですが、一番デリケートな部分であるがゆえに、言葉の響きとしてもとても大きい物のように感じるのが脳腫瘍なのではないでしょうか。
ドラマ等でも脳腫瘍と言う言葉が出てくる事がありますが、切除しようと思ったら頭を開ける事になるのです。

他の部位とはさすがに訳が違いますので、脳腫瘍がただの腫瘍ではない事くらいは多くの方が御存知かと思いますが、脳腫瘍のための薬がカルムスチンです。
日本では2012年に承認を取得したまだまだ比較的新しい薬です。
化学療法に用いられるもので、2本のDNAを固定する事によってDNAの複製や転写を阻害する事が出来ます。

世界で認められている

日本だけではなく、アメリカやインド等、世界でも承認されています。
ですが用途は様々のようで、日本では脳内留置用製剤が悪性神経膠腫の主要切除後に用いられているのですが、アメリカでは脳腫瘍だけではなく、多発性骨髄腫や悪性リンパ腫でも阻害薬として併用される事があります。
もちろん副作用もあります。

日本では痙攣、脳浮腫、脳ヘルニア、水頭症、感染症、出血等が挙げられています。脳腫瘍は他の主要と異なり、何度も何度も切除する事が出来ません。
頭を開くのは患者の体力的な負担がとても大きいのです。

もちろん他の部位でもメスを入れる事は負担ではあるのですが、頭部を開く場合のそれとは比較にならないのです。
つまり、何度も何度も開く事が出来ません。
それでいて脳腫瘍もやはり進行速度の違いがありますので、迅速な判断を求められます。

迅速な判断

判断に迷っている最中にも腫瘍は患者の体を蝕む事になりますので、どのような治療にすべきかは迅速な判断が求められるのです。
ですが脳腫瘍は決して不治の病という事はありません。

発見が早ければ適切な治療で根治は可能ですから、絶望の淵に追いやられるようなものではないのですが、いくら発見が早くとも治療方針に迷っていると時間が経過してしまい、腫瘍そのものも進行する事になってしまいますので治療方針に関しては迅速な判断が求められる事になります。
カルムスチンの場合、副作用も確認されているのですが効果も確認されているものですので、ガン治療と向き合うためには副作用とも同時に戦う必要があるのです。

もしも副作用はあるものの効果がいまいち確認出来ないようなものであれば患者側としてもあまり信用出来ないものかもしれませんが、効果は認められているものですので、自分自身の判断になります。
カルムスチン自体もまだまだこれから発展していく可能性があります。

それだけ医療の世界は日々研究が進んでいますので、将来的にはまた違った展開になる可能性もあります。
医療の進歩はまさに日進月歩ですから。