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薬物療法

薬剤師に役立つ資格:がん専門薬剤師

専門性を持った資格が多くなってきている薬剤師

薬剤師の資格を持っている人はお薬に詳しい知識を持っている、これは当然のことなのですが、最近はより専門性の高い薬剤師の資格が登場し、多くの薬剤師の皆さんがこうした「専門性を持った薬剤師の資格」取得に励まれています。

現代は医療技術がかなり発達したといわれていますが、それでもまだまだ難病と呼ばれる病気が多く、中でも日本人の死因上位に毎回入ってくるがんについては、初期対応で完治される方もいますが、対応が遅れると治療の選択肢も狭くなり、利用するお薬についても副作用の大きなものに変わっていきます。

それでも医療の発達に伴いがん治療は高度化し、それに伴い薬剤師としても高度な知識、専門的な知識が必要な状態となっています。
そこでできた資格が、がん専門薬剤師です。

平成22年度から制度内容が改変され、薬剤師の資格の中で「広告できる資格」として注目されています。

高度化するがん医療に薬の知識を活かすための資格

がん医療はどんどん高度化し、現在は様々な治療が行われているとともに、様々な新薬なども利用されています。

薬剤師は薬についての豊かな知識を活かし、社会的な要請にこたえていくため、がん薬物療法などについて高度な知識や技術、また臨床経験を持っている薬剤師を養成、それによって国民の保健や医療、福祉などに貢献することを目的としているのががん専門薬剤師です。

平成19年厚生労働省から広告ができる医療従事者の専門性資格要件が告示され、これによって日本病院薬剤師会~日本医療薬学会へ移管されたことによって内容変更がされています。

内容が変わった新しいがん専門薬剤師

広告ができる医療従事者となったことで、この資格について広告ができるようになり、研究実績ではなく臨床能力を重視しているという点も新しいがん専門薬剤師の大きな変更点です。

また認定研修施設において5年間の研修が必須となり、より一層確かな知識を継続的に求められているかということがよく理解できます。

病院薬剤師以外でも、保険薬局、大学筋部という薬剤師にも、こうした専門性のある資格取得の道が開かれたということも、この資格がより魅力を持った資格として受け止められる要因となっていると思います。

更新時についても5年ごとの更新の際に、講習単位の取得と臨床実績が求められることで、常に新しい情報を学び、癌治療についての情報を得ていることもできるようになっています。

更新時の実績は50症例提出となっていますので、この数を見ても臨床の最前線で活躍する薬剤師ということがみなさんに理解できると思います。
これから先、こうした高い専門性を持った資格はいろいろ出てくると思います。

がんという難しい病気に立ち向かう患者さんの少しでも力になれるように、専門性の高い薬の知識をしっかりと頭の中に入れておきましょう。

がん専門薬剤師の資格取得の条件とは

がん専門薬剤師の資格には、日本医療薬学会が行っている認定試験に合格することが必要ですが、この試験を受けるための受験資格があります。

薬剤師としての実績が5年以上あり日本医療薬学会会員であること、また日本医療薬学会認定薬剤師、日本病院薬剤師会生涯乾隆履修認定薬剤師、薬剤師認定制度認証機構によって認定されている障害研修認定制度による認定薬剤師、日本臨床薬理学会認定薬剤師であることが求められます。

更に日本医療薬学会が認定している専門薬剤師研修施設で研修カリキュラムに従い、がん薬物療法に関し5年以上の研修歴を持っていること、認定対象となる講習の受講について所定単に以上の履修がある事、がん患者への薬剤管理指導実績を50症例(3臓器、領域以上のがん種)を提出することが必要です。