1. >
  2. >
  3. 薬剤師に役立つ資格:救急認定薬剤師
医学系の本

薬剤師に役立つ資格:救急認定薬剤師

人材が不足している救急医療の現場

救急医療の現場は慢性的な医師不足、また看護師などについても不足状態が継続しています。

救急医療は人の命を預かる場所となりますし、一刻を争う状態で治療を行わなければならず、医師にしても看護師にしても、また検査を行う技師たちにとっても、ストレスが大きな現場です。

高い技術とスピーディな判断力が求められ、正確な仕事を素早く行わなければならないという状況です。
こうした過酷な現場で意欲をもやし人の命を救っている医師、看護師もたくさんいらっしゃるのですが、現状は全く足りていない状態です。

チーム医療という考え方が進む中、薬剤師についても救命救急センター、ICUなどで救急医療に携わるということが多くなり、現在活躍されている薬剤師さんも多くなっています。
ただこうした特殊な医療現場で働く場合、救急についての医療、利用する特殊なお薬などに深い知識が求められますので、専門的知識を養うことも必要です。

救急認定薬剤師はどのような仕事を行っているのか

救急認定薬剤師は、救急の現場でどのような仕事を行っているのかというと、感染管理、栄養管理、バイタル管理、さらに中毒がないかなどの外傷患者さんの管理です。

救命の現場というのは医療の現場の中で最もスピードが求められる現場となるので、救急認定薬剤師の業務としても多岐になります。

内科、外科、脳外科などの区別なく、様々な症状の患者さんが搬送され、その方の症状にあった治療を、医師、看護師と教職しあい迅速に進めていくことが必要になります。
そのため、薬剤師も救急救命医療についての知識を持っておくことが求められますし、救命で利用するお薬について、スペシャリストになっておく必要があります。

救急認定薬剤師の資格取得のために何が必要なのか

この認定を受けるためには、薬剤師としての実務経験が5年以上あり、尚且つ、救急治療で薬物療法について2年以上従事していること、さらに日本臨床救急医学会の正会員歴が2年以上ある事、また救急治療、薬物治療における症例報告を25例以上上げる事等、厳しい基準があります。

認定を受けてからも、医療の現場では様々な新しい技術が開発されていることもありますし、医療機器なども変わってくるため、5年ごとに更新手続きをとる事が必要です。

認定を受けてから更新するまでに、認定薬剤師認定委員会指定の学術集会や研究発表等に参加し、所定の単位を取得していないと更新することもできません。

交通事故や緊急の病気などで命の危険性がある方が運ばれてくる救急では、知識を持っていないものは邪魔になります。
スピーディな対応と正確な判断を持っている薬剤師になるためにも、この資格認定は重要性の高いものなのです。