CRCに求められるもの

必要な能力とは

新薬開発の最終段階で、医療機関、メーカー、患者の間を行き来し、折衝を行うCRCは、何者間をも取りまとめる高いバランス感覚とコミュニケーション能力が必要とされます。
治験の要求を正しく理解して、正確にかつ根気強く行う事が出来なければならないのです。
特に、患者との接触は重要なものであり、常に寄り添い、時にはサポートをすることも仕事の一部です。
メーカーは一般企業ですが、病院は一般企業とはまた異質な業界です
医師との接触は神経を使うことも多く、いくつもの世界を往来する不思議な感覚になるかもしれません。

人との関わりが多い分、ストレスも多いのがCRCの仕事ではあります。
あまりネガティブにならないで、切り替えをうまくできるようになる必要があるでしょう。

スピードと正確さ

CRCには事務処理能力も必要とされます。
データを正しく、その上で素早く処理をしていかなければなりません。

特に、excelに関しては必須項目ともいえ、データの入力、取りまとめをする際に必ず使うツールです。
意外と見落としがちなポイントなので、OAスキルを磨いておくと求人の際に有利な立場に立てるかもしれません。

疾病に関する理解

治験を行うからには、その薬の効果を試している疾病そのものについても理解と知識が必要です。
患者にヒアリングする際にも、どの様な病気で、どの様な症状があるのかを知ることは必須です。
薬を投与することで、どのように状態が変化したのか、些細なことも聞き漏らさずにチェックする必要があります。

その状態が病気によるものなのか、薬投与によるものなのかを判断するのはCRCではありませんが、理解できることが望まれます。

薬事法を理解する

薬剤師が有利とされているのが薬事法関連の知識です。
様々なトラブルに対処するに当たり、薬事法に抵触するケースに遭遇する可能性もあります。
知らないでは済まされないこともあり、CRCには多くの学習が求められるのです。

優先順位を判断

何を最優先とするのか、その順番を随時判断できることも必要とされる能力の一つです。
流れが滞ってしまい、止まってしまう事が最も避けたい事態なので、治験の手順を頭に叩き込んでおく必要があります。

治験を円滑に行うためには、様々な部署との連絡・連携が欠かせず、連絡忘れやミスの内容細心の注意が必要です。

分析力

対応する被治験者、つまり患者は一人ではありません。
多くの患者のデータを正確に集計して、そこから結論を導き出す必要があります。
分析力がなければレポートが作成できません。

また、文書作成能力も重要です。
CRCに求められることは、アシストと結果報告です。
正確でわかりやすい分析結果の提出が求められているということも覚えておかなければならないのです。