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ステロイドについて

ステロイド

ステロイドは人間の副腎皮質で作られるホルモンの一種で、糖質コルチコイド、鉱質コルチコイドの2種類があります。
これらのうち、薬剤として使われているのは糖質コルチコイドの方です。
ステロイドが治療として使われる病気には、アトピー性皮膚炎と膠原病があげられます。
これらの病気に共通している症状は免疫の異常です。
ステロイドには、感染症を引き起こす細菌などの異物を排除するための免疫が自分の体内の細胞を攻撃してしまう自己免疫現象や、それが引き起こす炎症を抑制する効果があります。
この薬はその効果が強力な半面、様々な副作用があることが指摘されています。
それらの中でも最も重大なものは様々なウイルスや細菌が引き起こす感染症にかかりやすくなることです。
ステロイドを服用していると、インフルエンザなどにかかりやすくなる上に治りにくくなるため、流行時にはしっかりとマスクをつけて不要な外出は控えるようにしましょう。
骨がもろくなる骨粗しょう症もステロイドの引き起こす副作用です。
この薬を長期間服用すればするほど、骨粗しょう症にかかるリスクが高くなります。
このため、ステロイドを長く使う治療では骨粗しょう症を防ぐ薬を併用することもあります。
ステロイドの副作用には、体内の骨の組織が破壊される骨壊死症もあげられますね。
骨壊死症が最も出やすいのは股関節で、また痛みも伴います。

痛みが激しいとき

あまりにも痛みが激しいときは、歩くのも困難になってしまうほか、骨の組織の壊れ具合によっては手術をしなければなりません。
骨壊死症は股関節に負担をかけないようにすることや、早期発見をすることである程度予防することが可能です。
ステロイドは血中の中性脂肪やコレステロールが増えてしまう副作用もたらすこともあります。
これを服用している時はインスリンの働きを抑制して血糖値を上げ、食欲も増進させるため、肥満から糖尿病につながらないようにきちんと食事の管理をしなければなりません。
これに関連して、高血圧、むくみも現れることもあります。
また、ステロイドの内服を続けていますと徐々に筋力が弱くなっていきます。
これはステロイド筋症と呼ばれるもので、一日20ミリグラム以上のステロイドを服用していると発症しやすくなりますが、薬の量を減らしていくことで改善することも可能です。
この薬は神経にも悪影響を及ぼす副作用があることも確認されており、この場合最も多く出るのが不眠症などの睡眠の障害です。
鬱のように気分が落ち込んだり、逆に異様に気分が高揚することもあります。